『うまんちゅ定例講座』第7回「沖縄農業の変容〜マンゴー生産とアグー豚生産を例として〜」を開催いたしました!

 2018(平成30)年度 うまんちゅ定例講座 
第7回「沖縄農業の変容〜マンゴー生産とアグー豚生産を例として〜」
(小川 護 経済学部 教授)を開催しました!

沖縄の農業の特色について、皆さんどれぐらい知っているでしょうか?本土復帰以降、沖縄の農業生産額は1985年をピークに年々減少傾向にありました。その構成としては2005年時点では耕種部門が56.6%、畜産部門が43.4%となっており、野菜類や花き類の県外出荷が大きな柱となっていました。

しかし、2016年においては農業産出額が2011年対比で28.1%の増加となり、全国でも伸び率一位となっています。生産額が減少傾向にあった農業を発展させた要因として、マンゴー生産への取り組みが挙げられます。
 
沖縄県内では豊見城市がマンゴーの生産額一位となっていますが、意外にもその認知度は低く、今後生産地としての周知が必要とされています。マンゴーというと、どうしても全国的に宮崎県のイメージが強くなりますが全国市場では6月〜8月には宮崎県産、沖縄県産のマンゴーの占有率が高くなります。この背景には2000年以降の拠点産地の指定と、農協を中心とする産地育成の充実、県の土地改良事業があります。また、農協が糖度、サイズ、外観などにおいて厳しい基準をとっており、それにより品質の高いマンゴーを出荷しブランド価値が高まっていることも背景にあります。
 
畜産部門ではアグー豚が近年ブランドとしての価値を高めています。アグー豚は沖縄在来豚「アグー」の血を50%以上有する豚と交配し、生産された豚肉でないといけません。
第二次大戦の影響でその数が減少したアグーですが、当時の北部農林高校の取り組みにより雑種を取り除くことに成功しました。その後、生産供給体制を整備し、ブランド化が図られました。
 
しかし、ブランドとしての成功の影には養豚業の跡継ぎ不足問題があります。加えて施設設備の投資額が大きいため新規参入が難しく、飼養戸数も減少傾向にあります。国内だけでなく海外でも認知され始めたアグー豚は業界にとって今後期待できる産業ですが、人気に見合った供給量の確保が課題となっています。
 
よく耳にする沖縄のマンゴーとアグーですが、ブランドの発展の裏にはまだまだ課題があります。沖縄の基幹産業として発展していくために、まずは県民の私たちがその現状を知る必要があると考えさせられました。
 

今回の講座は台風にて延期になっておりました、第7回目分の講座でした。延期日程にも関わらず、講義をして下さいました
小川先生、ご足労頂きました受講生の皆様には感謝申し上げます。ありがとうございました。

〜今回受講して下さった皆さまの声〜

●マンゴーは沖縄県が特産だと思っていたが、今回の講座で県外の宮崎県が第一位ということだったので、熱帯果実としては挽回できるようになってほしいと思いました。


●身近にある電照菊でも知らないことが沢山あった。身近な農業について自分で調べていきたい。
などなど・・・
ご回答頂いた皆さまありがとうございました。
今後さらにより良い講座を提案できますよう、ご指摘頂いた面は改善できるよう取り組んで参ります。

次回のうまんちゅ定例講座は・・・

2018年11月17日(土)14時〜16時です。
9月29日(土)に台風で延期になっておりました、
砂川 かおり(経済学部 講師)による「湿地の保全とワイズユースについて」
です。

みなさまのご来場お待ちしております。



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