平成28年度 うまんちゅ定例講座 第12回「現代台湾における原住民母語復興の取り組みと課題」 を開催しました!

平成28年度 うまんちゅ定例講座 第12回「現代台湾における原住民母語復興の取り組みと課題」 
(講師:石垣 直 総合文化学部 教授)を開催いたしました。

2009年、ユネスコは日本の8言語・方言を消滅の危機にあると認定しました。その言語は皆さんご存知のように沖縄の諸方言が大半を占めています。しかし、これは沖縄(日本)のみならずお隣の台湾でも同じようなことが言えるのです。台湾には政府が認める「原住民族」と呼ばれる人たちが、台湾人口約2,300万人中たった2%ですが暮らしています。タイヤル族・アミ族・ブヌン族など16の種族とそれぞれの42方言があります。その台湾原住民諸語も沖縄の諸方言と同じように消滅の危機にさらされているのが現状です。しかし、台湾は国を挙げてこの台湾原住民諸語を守り、継承していこうという原住民母語復興への大きな取り組みがスタートし、 小学校、中学校での原住民母語の授業はもちろん、現在16族42方言全てにおいて教科書や学校指導ガイド、テキスト等が存在しています。しかもそれらはインターネットなどで何時でもどこでも無料で閲覧可能になっているのです。、また、一般の人から、言語を研究する人などと幅広い層が受けられる「原住民母語(語族)認証テスト」「進学用母語テスト」「母語能力テスト」もあり、それに向けた教材の編纂や、テストを受けた人に向けての社会的メリットもあります。
台湾の母語復興への取り組みはとても進んでいること。そして台湾での母語復興はただ言葉を継承するだけでなく、台湾の文化や歴史、アイデンティティーが失われる事への懸念の想いが根底にあり母語復興への取り組みを動かしている事。そしてそれは、沖縄における言語復興運動のヒントと活力になるという事を、とても熱心に分かりやすく解説しました。




 〜今回受講して下さった皆様の声〜

●台湾における先住民言語継承の現状について大変興味深くかつ今後のうちなーぐちの継承への参考になると確信しました。要は政権の力にも大きく影響されることがわかりました。

●台湾に関する知識も無いし、難しいかなと思いつつも講座を受けましたが、台湾の概要から説明して頂けたのですんなり理解できました。原住民族の言葉のみを使用するテレビがあったり、方言(母語)を話せることで受けられる社会定期メリットが確立されているのはすごいなと思った。沖縄方言を残す(復興する)道筋が少し見えた気がしました。

●近隣の島であり過去から現在にかけて諸々と係わりがある島でありながら、あまり知識が無かった事に思い至りました。本日の講座で多くの知識が得られたことに感謝いたします。

●沖縄方言の継承におけるヒントが得られた。

などなど・・・

回答して頂いた皆様、ありがとうございました。
今後さらにより良い講座を提案できますよう、ご指摘頂いた面は改善できるよう取り組んで参ります。


6月から開講して参りましたうまんちゅ定例講座、次回でなんと最終回です。
最終回のうまんちゅ定例講座は・・・・・

2016年10月22日(土)14時〜16時です。
場所は、沖縄国際大学 5号館 107教室

琉球大学 法文学部 狩俣 繁久 教授による
「琉球諸方言の継承は可能か-何をすれば可能になるのか-」
です。

みなさまのご来場お待ちしております。

H28年うまんちゅ定例講座第12回「琉球諸方言の継承は可能か-何をすれば可能になるのか?」


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